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冷えとりの生活ってどんな風?がわかる本
第1弾の「冷えとり毎日」の方は、冷えとりとはどんなことをするのかという基礎的な話がメインでした。
対してこちらの「冷えとりグッズとごはん」の方は、冷えとりが実際に生活に組み込まれるとどんな感じなんだろう?というイメージが具体的になる本です。
例えば、どんなアイテムを使っているの?とか、冷えない食事ってどんなもの?とか、働く女性でもできる冷えとりアイデアって?などなど、冷えとりに興味を持った人が持つ疑問の答えが載っている感じです。
グッズは10個しか載っていない
冷えとりグッズについてですが、青木さんがいつも使っているお気に入りが10個だけ載っています。冷えとりをかじった者にとっては当たり前すぎるアイテム。もっと「おお!」という新しい発見があるようなアイテムないのかな、そういうの見たいなあ。
「ごはん」はたくさん載っているがほぼエッセー
冷えとりのための日々の食事については、本の約半分のページを割いて載っています。
右側にそのメニューを作ったきっかけや工夫についてエッセー風に書いてあり、左側に料理写真が載っています。見開きの下の部分には、手描きイラストで作り方のちょっとしたコツやアレンジなどがメモされています。
本の中でも断ってありましたが、詳しい分量や手順は載っていないのでレシピ本とはちょっと違います。あくまでも青木さんの食生活をのぞき見する感じ。載っている料理も普通の、あるものでちゃちゃっと作った、という雰囲気のものばかり。「ああ、こういうのでいいんだ」という安心感を味わえます(笑)
ちなみにこの本のイラストは、青木さんご自身が描いているそうです。より親近感が沸きますね。
「実録 冷えとり暮らし」の日記がおもしろい
他に中ほどには、青木さんの日記の章もあり、季節に応じた冷えとり具合がわかるので参考になりますね。
その中から一部をご紹介してみます。
6月1日「梅雨の底冷えに」
梅雨時は、日中はムシムシして暑かったのに、雨で急に底冷えする日がありますね。そういう日に、いつもと同じ夏の格好で、寒い~、とやり過ごすことありませんか?そういう冷えが積もり積もって、風邪を引いたり、体調がどんより悪くなったりしているんじゃないかと思います。
私の心の声:確かにねー、梅雨時に体が重いなあということが多いけれど、冷えのせいだったのか。
10月13日「先回りの冬じたく」
だいぶ冷え込む日もあるので、4枚の靴下の上に履く毛の大きい靴下や、もう1枚重ね着するネルのパジャマを出し、寒いとき着ています。この間調子が悪かったのも、やっぱり夜に冷えた?と思ったこともあって(まあ、夏の疲れかもしれません・・・)。
私の心の声:パジャマも秋冬は重ね着しているんだー。なるほどね。でも寝るとき着込むと肩がこらないかな?
とまあこんな感じで、読み物としてもおもしろい本です。
ちなみにこの日記は、「くらしのたまご」というサイトに連載されていたものをまとめた、と書かれています。で、そのサイトを探してみましたが、今はなくなっています。通販のベルメゾンの運営するサイトだったのですね。
その後継サイトらしきものが「ベルメゾンデッセ」というページらしいです。こちらでは「温活コミュニティ」とか「冷えとり日和365」というページでコラムやグッズ販売がされていますね。ただし、青木さんとは今はもう関係ないみたいですが。
千趣会のマンスリークラブ(毎月定期便で届く)のサイトなんですけれども。(マンスリークラブ、雰囲気はいいんだけど、結構お高いのよね~。あまりほしいものはなかった・・・)
まとめ:こんな人におすすめ
さすが、この時点で10年以上冷えとり生活を続けた青木さんだけあって、すっかり自分のものにしてる様子がわかります。
冷えとりに興味を持って、アイテムを揃え始めたような人には「こうやれば無理なく続けられるんだ」と知るためにいいですね。
あとは、しばらく冷えとりにはまったものの、挫折してしまっている人にもおすすめ。「とりあえず湯たんぽだけでも再開してみるか」なんてやる気を取り戻せるかも。
「ずぼらな青木さんの」シリーズに共通しているのは、「この程度のゆるーいやり方でも続ければ体調は確実に良くなります!」というメッセージです。
手元に置きたい方は楽天ブックスのレビューも見てみてくださいね。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】【KADOKAWA3倍】ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん |
この本は2009年に出された本ですが、青木さんの冷えとり本で一番新しいのは、2014年2月初版の「ずぼらな青木さんの 実際つくってる冷えとり簡単ごはん」です。
もう今では冷えとり生活20年だそうですよ。その中で定番になったメニューや、手の抜き方が本になっているみたい。そのうち読んでみます。