冷えとりの分かりやすい本を探していたら、レビューが多かったのが「ずぼらな青木さんの~」シリーズ本。たくさん出ています。
私もどちらかと言えばずぼらなので、まずは「冷えとり毎日」を期待して読んでみました。
本の帯には「あれこれやって本当に効いたこと。」「何が効いて何が効かなかったのかまで公開しちゃいます!」と書いてあって、これも気になるところなんですが・・・・・・
Contents
青木さんに効いたことを知ったところで、役にたたないのでは?
こういう疑問が起きますよね。ま、ま、とりあえずは読んでみます。
10年も続けた青木さんは偉い
まず青木さんはこの本を書いた時点で10年間冷えとりを続けたそうです。これってすごいことだなあと、素直に感心しました。
体調が悪くなって漢方や整体やいろいろ試しながら、最後に「冷えとり」が残ったそうです。
青木さんの場合は、膀胱炎と原因不明の不正出血がきっかけだったそうです。子宮筋腫があるとは書いてないけど、婦人科の不調だったことは間違いないです。これが徐々に良くなったと。今は風邪も引かないんですって。
こんなに長く続けられたポイントが、適度に手を抜いてゆるゆるとやることみたい。それをこの本で伝えたいんですね。
靴下について16ページも
この本では、まず「冷えとり」のイメージでもある「靴下の重ね履き」について16ページも割かれています。洗濯物が増えてしまうこと、靴が大きくなってしまうことなどをくすっと笑える文章で書いています。笑って済ませられるならいいんですけどね。これがストレスになっちゃう人もいるみたいだから。
個人的に参考になったのは、夏の靴下と冬の靴下の履き方が分けて書いてあったこと。イラストの見開きです。イラストで見るとイメージしやすい。
その他、洋服の素材や重ね着の仕方についても別途ページが割かれています。ここは特に興味があるところなので、実践の様子を知るのに良かった。「上半身の重ね着は逆効果」とかね。
ちなみにこの本のイラストは、いわゆる「ヘタウマ」。鉛筆で適当に描いたみたいな。青木さんが自分で描いたのかなと思いきや、ご友人のイラストレーターの川原さんの絵です。最初はあまりいい印象がなかったのだけど、たぶん「ずぼらに、ゆるっと続ける」というコンセプトにも合っているのでしょうね。だんだん違和感がなくなり、おもしろいなと思いました。
青木さんもできていない日があるらしい
この本の中で「冷えとりがダメダメな一日」というページがあります。
朝は起きられなかったり、菓子パンやジャンクな食事で済ませてしまったり、だらだらテレビを見続けて一日が終わってしまうという日もあるそうです。
そんな日、私もあるなあ。と共感。
冷えとりを始めると、ついストイックになってしまいがちですが、自分に厳しくしすぎるとそれがストレスになっちゃって効果が半減するみたい。せっかく体にいいことしているのに、自分で効果を落としてしまっては意味がないですよね。
そうなるくらいなら、「ダメダメな日」があっても自分を許してあげたらいいってことですね。なるほど。
気楽にやりたい人には2冊目として参考になる本
ということで、「青木さんの体験を知ったところで何の役に立つの?」と思う人もいるかもしれませんが、私としては冷えとり初心者の人は手元に置いてもいい本だと思っています。
でも、基本を知らずにこの本を読んで書いてある通りやってもダメですよ。やっぱり。冷えとりの基本を知るためには、きちんと基礎が書いてある本をまず1冊用意するべきです。
※基礎の本としてこちらもいいと思います。
冷えとり提唱者の進藤先生の娘さんである、進藤幸恵さん著の分かりやすい本です。
特にQ&Aページが充実しているので不安をとりのぞくのにいい本です。
「きょうからはじめる冷えとりレッスン 入門ノ書」 |
ちなみに私は冷えとりの元祖本である「万病を治す冷えとり健康法」を持っています。ちょっと体裁は古いので読みにくい部分もあるけど、「冷えとり」のはじまりから知りたかったのでこれにしました。
そのあとに読む本としてはこの「青木さんシリーズ」はおすすめ。
気が楽になるのと、ちょっとしたヒントをもらえます。
特にこの「冷えとり毎日」では、青木さんが試してきた健康法もあれこれ触れられているので、子宮筋腫を小さくしたいといろいろ調べまくっている私も共感できました。もちろん、青木さんに効いたからと言って私にも効くとは限らないし、青木さんが挫折したものも私には合っているかもしれない。ですからあくまでも意識の面で参考にしたい本ですね。
そして気楽に構えながら、自分のオリジナルで冷えとりをやったらいいと思っています。
とりあえず、絹の靴下は買ってみました。日中だけ履いて慣らし中。
あとは下半身の服装に注意するようにはなりましたね。今のところ私はこれくらいですけれども、もうちょっと「冷えとり」度合いを増やしたい気持ちはあります。
「ずぼらな青木さんシリーズ」、他の本も読んでみたいと思います。
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