子宮筋腫が女性ホルモンによって大きくなるということははっきりしています。
元々体質的に女性ホルモンが多い人というのは実際にいます。(私の母がそうです。それと母が発症した乳がんとの関連性も指摘されていました)
生まれつきのものは変えられないとしても、食生活で改善できる部分については積極的に取り組んでいきたいですよね。
中でも牛乳には女性ホルモンそのものが含まれているので良くないと言われています。
市販の牛乳には、妊娠中の牛からとったものが多く含まれています。さらには、妊娠していないのにホルモン注射によってミルクが出る体調を作り出し、搾乳するということも一般的に行われています。そのため、市販の牛乳は女性ホルモンの濃度が高い状況が作り出されているそうです。
これは低脂肪乳であっても変わりありません。
※妊娠中の牛のミルクは、そうでない牛の場合と比べてエストロゲンは倍以上、プロゲステロン=黄体ホルモンはなんと7倍前後も含まれています。
(こうした食品中の女性ホルモンの摂取が体の免疫機能低下を引き起こしているとも言われています。アレルギー体質との関連性も疑われていますね。)
Contents
牛乳のかわりに豆乳ならよい?
牛乳のかわりに豆乳が良いと言われることがあります。
これは豆乳は植物性だからという意味では正解だと思います。植物性たんぱくや脂質のほうが、日本人の体にはなじみがよく、分解もしやすいからです。
またコレステロールが全然含まれていないというのもメリット。
ただし、ご存知のとおり豆乳の場合は女性ホルモンに似た働きをするといわれる「イソフラボン」が多く含まれていますよね。
牛乳のかわりに豆乳を飲むことで、逆に女性ホルモン過剰になることはないのでしょうか?
植物性のエストロゲンは体内で処理がしやすいといわれています。それにイソフラボンには、不足している女性ホルモンを補い、逆に体内の過剰な女性ホルモンを調節する働きがあります(拮抗作用)。
それでそれほど気にする必要はないのですが・・・
豆乳を含む大豆製品を意識的に多く食べていた人が、次の検診で子宮筋腫が大きくなっていたという事例も稀にあるようです。
もちろんそれは豆乳だけのせいとは言えないはずですが、自分の体質をよく見極める必要がありますね。
追記:大豆イソフラボンの摂取量の注意点について別記事にまとめました。
いずれにしろ特定の食品を偏って摂取するというより、栄養バランスを整えること、動物性のものよりも植物性のものを増やす、ということを意識すれば良いということになります。
とはいっても、厳格なマクロビオティック療法をするのが果たして最善かどうかについては個人的には?です。もう少し調査してみようと思っています。
豆乳のカロリーに要注意
また、豆乳はヘルシーというイメージがありますが、たんぱく質の量やカロリーの量、脂質の量は無調整牛乳と比べるとやや少ないくらいです。
低脂肪牛乳と比べると逆にずっと多くなります。
むしろ、牛乳と比べてカルシウムの量が非常に少ないというのを覚えておきましょう。カルシウム不足は女性の体に大敵です。
ですからカルシウムに関しては他の食品で補わなくてはなりませんね。カルシウムの多い野菜には、大根やかぶの葉、小松菜やしそ、青梗菜などが挙げられます。
子宮筋腫と朝食の手作りヨーグルト
私はほとんど毎日、朝食がわりに牛乳で作った自家製ヨーグルトを食べていたのですが、子宮筋腫が分かってからは食べる頻度を減らしてきました。乳製品の女性ホルモン、脂肪分が気になること、体を冷やすことが理由。
ところが豆乳でもヨーグルトが作れると聞いて早速作ってみました。
食べてみるとお豆腐のように濃厚でおいしい!
以前に低脂肪牛乳で作ったときはサラサラしすぎておいしくなかったので、どうなるかと思いましたが、成功です。
有機大豆を使った豆乳が無調整牛乳とかわらない値段で売っていたので、それで作ってみました。これならデザートにもなるし、甘くしなければおかずにもなるのではないかな。
とはいえ、豆乳ヨーグルトであってもカロリー面やイソフラボン過多の危険を考えると食べすぎは良くないですね。朝食代わりにする習慣をやめて少し量を減らし、他のおかずも作ろうと思っています。
(朝食代わりにしていたときは、ヨーグルト約140グラムにジャムやフルーツ、コーンフレークを入れて食べていました。)
例えばこんな朝ごはんメニューはどうかな。
- 作り置きのキャベツのトマト煮込みに卵を落として温めたもの
- 全粒粉のパン
- 豆乳ヨーグルト80グラム程度に蜂蜜か黒砂糖
パンをトマト煮込みのスープや卵につけていただきます。
それから、朝食をフルーツだけにする、または飲み物だけにするという食事療法があります。
こちらも興味があり調べ中。いずれ記事にまとめますね。