甲田療法というのも子宮筋腫の改善に役立つと言われています。
どんな考え方なのでしょうか?簡単にまとめてみます。
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甲田療法で子宮筋腫が消える!?
「甲田療法」は甲田光雄さんという医学博士が提唱している療法です。「断食療法」で有名なんですね。元になっているのは通称「西式健康法」、西勝造さんの編み出した健康法で、その改良版という位置づけだそうです。
玄米菜食と一日二食を続けると、ある時期におなかの宿便などの体の老廃物が排泄され、胃腸の調子が良くなってきます。
さらに続けることで「自己融解」が起き、体脂肪が減る。続いて筋腫などの不要な細胞もなくなっていくということです。その過程で体質改善がなされて、体の疾患も治っていくのですね。特にアトピーなどアレルギー性疾患やガンの予防などで実例も多く、婦人科系の病気でも注目されています。
腸の健康をとても重視していて、宿便が腸内で腐敗することが体に毒素をためる元であると考えられています。「宿便は万病の元」。この考え方によると、多くの病気をはじめ子宮筋腫も、体内の毒素が排出できていないことを原因として生じるということになります。西洋医学とは全くそぐわないでしょうが、漢方医学や民間療法の考え方とは共通部分が多いですね。
甲田式の食事は?
小食で生野菜のジュース(スムージー的な青汁)を摂るメニュー。玄米も食べます。たんぱく質はお豆腐から摂り入れ、肉や卵など動物性たんぱく質や油脂は食べません。
そして「宿便は万病の元」ですから、宿便を退治することがとても大切。そのため、通称「スイマグ」(水酸化マグネシウム)という下剤を使って宿便の排出を促すことも勧められています。
・・・というと、「え!下剤?!」とびっくりしますが、水酸化マグネシウムといのは「にがり」を素としたもので、過剰な胃酸を抑えるためにも使われる薬です。
スイマグは腸壁から水分を出すことで便を流す、という働きをします。それでよくある便秘用の下剤のように腹痛で辛いということはないようです。そのかわり、水分を多めに摂る必要があります。
※スイマグの詳細については販売店の解説ページをどうぞ。
甲田療法を一言でまとめると
ものすごく簡単に概要だけをまとめると、甲田療法とは、小食と宿便退治によって健康になる、ということですね。本当は運動療法なども含まれるそうなのですが。
半日断食なら簡単にできそう
この西式甲田療法と「食養」「ナチュラルハイジーン」というのはとても似ているようです。
日本食養協会によると、そもそも甲田先生の健康法を広める合宿や健康道場だったものが、甲田先生を学院長とする「食育学院」となり、現在は会長・学院長は替わっていますが2013年より任意団体「日本食養協会」となったとのこと。現在も食養教室や塾などを随時開催しているそうです。
ただなかなか教室に通うなんてことは難しいのですが、甲田光雄氏の著書はたくさんあります。その中でわかりやすいな、と思ったのが「奇跡が起こる半日断食」という本。
「半日断食」というのは、食事から15時間以上(15時間から18時間)空けて次の食事を摂るということ。
夕食を夜7時に食べたとすると、15時間後は午前10時。18時間後でお昼1時になりますので、朝食を抜いてお昼まで我慢すれば良いと言うことになります。
なぜそんなに時間を空けるかというと、食べたものがすっかり消化されて余分を排泄するまでの時間が15時間から18時間だからだそう。前の晩に食べたものが吸収・排出しきれていないのに、朝食を摂ることによって胃腸には負担がかかり、排泄のための力が朝食の消化のために使われてしまう。それで宿便が溜まってしまうのを防ぐため、朝食を摂らずに胃腸をいたわることが必要だということになります。
この本によると、朝食を抜くといっても青汁は飲んで良いそうです。胃腸に負担をかけず水分だけを摂取することによって、午前中は排出のための時間とするという考え方。この時間にスイマグを飲んでしっかり宿便を出すことも良いようです。
(私なりに読解した内容ですので、正確に知りたい場合は本を実際に読んでみることをおすすめします)
ただし、「朝食抜きダイエット」とは少し違って、この半日断食は毎日ではなく週に1,2回の実施を勧めています。
朝食抜きの週1,2回半日断食なら、それほど辛くなく続けられそう。
子宮筋腫がなくなるところまでは信じられないけれど、体調管理の一環としてチャレンジしてみようかと思っています。
断食じゃなくて普通に食べて治したい!というなら、こちらがおすすめ。続木和子さんのホルモンバランスを整える食事とは?
私のレビュー記事はこちらです。
「続木和子の14日間集中!子宮筋腫改善講座」ってどんなところがいいですか?私のレビューと感想