子宮筋腫ができる理由ははっきりとは分かっていませんが、ホルモンバランスが崩れ、エストロゲン過多になることが子宮筋腫を大きくすることは分かっています。
過度のストレスは、ホルモンバランスを崩す要因になるため、子宮筋腫を悪化させないためにはストレス対策をしっかりしなくてはなりません。
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プロゲステロンはストレスやアレルギーで消耗してしまう
プロゲステロン(黄体ホルモン)は、ストレスなどにより不足するとエストロゲン過多を引き起こします。
エストロゲンが多すぎると、そのせいで子宮筋腫は大きくなってしまう恐れがあります。
できるだけプロゲステロンを温存するようにしなくてはなりません。
体がストレスを感じるとプロゲステロンが消耗する仕組みとは
体はストレスに対処するために、コルチゾルという副腎皮質ホルモンを分泌します。
コルチゾルは体の代謝や免疫に関係する大事なホルモンですが、ストレスに対して血糖値や血圧を上げる事で気分を良くしようとします。
血糖値が上がり体内のブドウ糖が増えると、活動エネルギーが増えるので元気が出るのですが・・・。
wikipediaの説明によると、
コルチゾルはアドレナリンと同じように人体がストレスに対して反応する際に放出される主なホルモンです。
血圧を上昇させ、体を闘争または逃避反応に備えさえる。ということです。
でもこの状態が長く続くと体には負担がかかり、免疫力の低下、うつ病や不妊との関係も指摘されています。
コルチゾルの原料となっているのはあらゆるホルモンの元となるプログネノロンというものです。
そしてプログネノロンはプロゲステロンに変化し、さらに変化したプロゲステロンがコルチゾルになります。(参考:wikipedia 副腎皮質のページ)
ということは、簡単に言えばプロゲステロンがコルチゾルの元になるということです。
アレルギーもプロゲステロンを減らしてしまう
アトピーや喘息、食物アレルギーなど、たくさんのアレルギーがあり、だれでも何かしら持っている時代です。
私も一部の果物にアレルギーがあります。
体はアレルギーに対抗するためにコルチゾルをはじめとする副腎皮質ホルモンを分泌します。
体内で天然のステロイドを合成し、アレルギー反応を和らげているわけです。
副腎の疲労を防ぐことが大切
ストレスもアレルギーも、副腎に非常な負担をかけます。
疲れきった副腎はホルモンを作り出せなくなってしまいます。
そこで、ストレス解消、アレルギー解消をすることでホルモンバランスを整えなくてはなりません。
特に食事でストレスとアレルギーの対策をしていくことが効果的です。
ビタミンCは副腎皮質ホルモンを作り出すのにかかせない成分です。
また副腎の疲れを和らげるためにビタミンB群も必要です。
これらをたくさん含んだ食事をしっかり摂りたいですね。
血糖値の上下を激しくしないための食べ方も必要
ストレスやアレルギーに対して、血糖値や血圧を上げることで体は対応しようとします。
でも血糖値が上がっているときは気分も上がっていますが、そのあと急降下するため気分はまた落ち込みます。
ストレスを感じると甘いものが欲しくなるというのは体の正常な反応でもあるのですが、このときに甘いものを摂りすぎて血糖値が急上昇すると、その分リバウンドもひどくなってしまいます。
- 血糖値を上げるために食べたものが、今度は低血糖の状態を作り出してイライラ、体調不良を招き→
- それに対して抗ストレスホルモンが分泌→
- プロゲステロンが不足→
- 女性ホルモンのバランスが崩れエストロゲン過剰に→
- 子宮筋腫が育つ
・・・と、こんな図式がなりたってしまうわけです。
それで、血糖値を急に上げない食べ方が必要になります。
簡単にできる方法は「白い炭水化物を減らす」ということです。
つまり白米や小麦粉と砂糖を減らして、雑穀米や豆、全粒粉を使ったものに切り替えるということです。
食事の最初にご飯からではなく野菜から食べるというのも、血糖値の急上昇を抑えるための方法です。
子宮筋腫のことを悩みすぎない
子宮筋腫でお悩みの場合、「これ以上大きくなったらどうしよう」「あの食品は良くないって、好きなのに我慢しなくちゃ」などというストレスがありますよね。
子宮筋腫対策になるとされるものや方法はいろいろありますが、無理のない範囲でできることから取り組んでいきましょう。
まとめ
- ストレスを上手に解消する
- 子宮筋腫のことで悩みすぎない
- アレルギー対策になる食事を心がける(ビタミンをたっぷり)
- 食べ方に気をつける(砂糖と炭水化物に注意・野菜から食べる)