「子宮筋腫があると妊娠しにくい」というのはよく言われることですね。
気になっている人も多いと思いますが私も調べてみました。
実際、妊活に入ってから子宮筋腫が見つかるというケースは非常に多いようです。
「ああ、このせいで今まで妊娠できなかったのかも」と思ってしまいますよね。でも、妊娠しにくいのは必ずしも子宮筋腫のせいとも言えない場合があります。
複雑な要因が絡み合っていて、個人差も多いもの。
しかし一般的には、子宮筋腫のタイプ別に妊娠しにくい状態が生じるとされていますので、まずはどんな種類があるのか知っておきましょう。
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1.内側にできる子宮筋腫(粘膜下筋腫)は小さいものでも不妊の一因になる
当然ですが受精卵がうまく着床できなければ、妊娠できません。
この着床を妨げてしまう可能性があるのは、子宮内部にできた「粘膜下筋腫」です。
粘膜下筋腫があると、小さなものでも過多月経を引き起こすので、体にはかなりの負担となります。
過多月経による貧血や体力の低下が妊娠を妨げる恐れもあります。
しかし粘膜下筋腫があるからすべて不妊につながるかというとそうではなくて、その大きさや数、位置が問題になります。
2.筋層内筋腫も位置によっては危険
子宮の筋肉の中に出来る筋腫は「筋層内筋腫」と呼ばれます。
それが大きくなるなどして子宮の内側にせり出してしまうようになると、
粘膜下筋腫と同じように過多月経を引き起こしたり、着床障害の一因となることがあります。
3.外側にある子宮筋腫(しょう膜下筋腫)でも不妊の原因になることがある
では、子宮の外側に出来る「しょう膜下筋腫」なら影響がないのかというと、これもゼロではありません。
しょう膜下筋腫は大きくなりやすいものなので、その位置によって卵巣や卵管を圧迫してしまうことがあります。
そうすると、スムーズな排卵を妨げるケースがあります。
不妊の原因が子宮筋腫ではない場合もかなり多い
このように、どのタイプの子宮筋腫でも不妊の原因となり得るのですが、
かといって子宮筋腫の手術をして取り除いてしまえばそれでいいのかというと、そうではないようです。
子宮筋腫が不妊の原因かどうかは、病院で子宮鏡検査をしてもらうとほぼわかるそうです。
子宮内の様子を観察し、どのくらい筋腫がせり出しているか、位置は影響しているかなどがわかります。
そういった検査で筋腫が障害となっている可能性を指摘されるかもしれません。
ただし、病院でも断定はできない場合がほとんど。
子宮筋腫持ちで妊活中に出来ること
冷え対策や食事改善など
子宮筋腫があっても健康な赤ちゃんを妊娠・出産できる人はたくさんいます。子宮筋腫をこれ以上大きくしないのが大切なのはもちろんですが、そのほかの不妊に関係した原因を1つずつ取り除いていくことが重要になってきます。
- 子宮の冷え
- 骨盤のゆがみ
- 睡眠の質
- ストレス管理
- 旦那さまとの関係
- 食生活
などなど、いろいろなことが関係してきますね。
不妊対策というのは、子宮筋腫改善のためのいろいろな取り組みと重なる部分が非常に多いです。
整体やエクササイズもプラスしてみよう
そのほか、骨盤のゆがみや内臓の冷えをとるための整体治療などが効いたという人も多いようです。
脊柱や骨盤が曲がったり傾いたりしていると、血行障害や神経障害が起きてしまい、それが内臓の冷えや不妊体質などに影響しているというケースがあるそうです。それを整体などで解消するという目的ですね。
子宮筋腫などの婦人科トラブルに対しても良い影響があるそうなので、チェックしておく価値はあると思います。
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参考サイト「妊娠体質に変えるためにピラティスがおすすめ」